レイト・スペシャリゼーションの時代

「レイト・スペシャリゼーション(Late Specialization 遅い専門化)」という言葉を聞いたことがあるでしょうか。

「レイト・スペシャリゼーション」とは、入学時に専門分野を決定せず、入学後、一定のリベラルアーツ教育の後に、専門分野を決定するカリキュラムです。

アメリカでは、リベラルアーツ教育を学部教育の中心に据える大学が多く、
有名なハーバード大学はじめ、小規模で質の高いリベラルアーツ教育を提供する大学があります。
一方で、州立大学は研究大学が多く、専門教育を行う学部が中心になるようです。

日本でも、少しずつ「レイト・スペシャリゼーション」を取り入れる大学が増えてきています。
特に、東京大学や国際基督教大学は、「レイト・スペシャリゼーション」を堅持していることで有名です。
入学時点で、学問の理解が不十分なうちに専門分野を決定するのではなく、
前期課程1,2年次にリベラルアーツ教育で幅広い学問領域を学び、思考力を高めることに重点を置いているためです。

しかし、日本では、大学全体ではなく、学部の学科レベルで取り入れられることが多いようです。
学部横断的に実施することは実務上難しい面があるのです。

それでも、私は、本来の「レイト・スペシャリゼーション」の趣旨からすると、
リベラルアーツ教育で幅広く学んだ後、文理問わず、幅広い学問分野から選択できることが望ましいと思います。

そこで、筑波学院大学は「レイト・スペシャリゼーション」を目指しています。
「多文化共生グローバル大学」という特色に加え、
社会科学系大学でありながら、「レイト・スペシャリザーション」のリベラルアーツ志向の大学として、
人文科学、社会科学、経営学、情報・デザイン学、といった文理横断型の幅広い分野から専攻を選ぶことができる大学です。

その様な取り組みを通して、
日本の子供達のために、日本にありながら、世界から選ばれる、
世界から優秀な人が集まる国際連合のような大学を、手の届くところに用意したい。
私たちの想いを実現していきます。

豊かな教育で、夢と希望あふれる社会へ

また、よろしくお願いします。

2021.08.17

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