初心・1

2021年7月3日、藤井聡太棋聖はタイトル初防衛と九段昇段を史上最年少で果たしました。
驚くべき偉業を成し遂げた藤井棋聖は色紙に「初心」と揮毫しました。
「結果に満足することなく、初心に戻って前を向いていきたい」という想いだったと報道されています。

誰でも、初めてということがあります。

最初は、だれもが「初心」をもって、新たな気持ちで、初めてのことに取り組むものです。
一つひとつが新しく、苦労しながら取り組むことでしょう。
人間は習熟するという素晴らしい能力をあたえられていますので、何度も繰り返しているうち、徐々に慣れて、苦労も少なく行うことができるようになります。
さらに繰り返すうち、習慣になります。習慣になれば、無意識のうちに、出来るようになります。

自転車に乗ることをイメージしていただくと、わかりやすいでしょう。
最初は乗り心地は悪いですし、補助輪なしにバランスをとることも、苦労するのですが、コツをつかむと、バランスのとり方がわかるようになります。
いつしか、自然とバランスを取れるようなり、初めて乗ったときの難しさは、忘れてしまいます。

勉強でも仕事でも、日々の生活でも、習慣を身に着けることによって、人は生活で余計なことを考えず、重要なことに意識を向けていくことができます。
ところが、習慣というものがマイナスに働くことがあります。
車の運転の際、普段と違った道順を通るときに、ふと気づけば、無意識のうちに、普段の道順を通ってしまい慌てることがあります。
(次回へ続く)

2021.09.13

トップに戻る