初心・2

今週は、「初心」というタイトルでお話をしています。

勉強でも仕事でも、日々の生活でも、習慣を身に着けることによって、
人は生活で余計なことを考えず、重要なことに意識を向けていくことができます。
ところが、習慣というものがマイナスに働くことがあります。
車の運転の際、普段と違った道順を通るときに、ふと気づけば、無意識のうちに、普段の道順を通ってしまい慌てることがあります。

仕事でも、2年3年と経験するうち、新人の苦労は忘れ、
慣れた仕事ばかり習慣でやっているうち、新しい仕事へ取り組む意欲を失う、ということもあります。
社会全体を考えても、似たようなことが言えます。

先日、ユニクロを運営するファーストリテイリング株式会社の柳井正社長が、テレビ番組で、

「日本は戦後みんなが頑張って高度成長して成功した。
        今は過去の成功の復習になっている」

という発言をされていました。過去の高度成長の成功パターンが染みつき、そこから離れられていないのです。

大学生活においても、入学時には夢や希望に胸を膨らませていても、
夢や希望を実現するためには、日常の地道な学びの積み重ねが必要となります。
日常に慣れていくうちに、夢や希望はどこかへ行ってしまうということもあるでしょう。
企業等に採用いただいた時も同様です。新入社員の時に抱いた夢はいとも簡単に忘れてしまいかねません。

そんな時、「初心」という言葉は、未熟だった自分、一つひとつに一生懸命だった自分や、自分自身の本当の目的を思い出し、
古い習慣をまとった自分の殻を脱ぎ捨てられる言葉であるように思います。
私たちも、今の自分に決して満足せず、初心を大切に、日々成長していきたいものです。

豊かな教育で、夢と希望あふれる社会へ

また、よろしくお願いします。

2021.09.17

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