エンゲージメントを高める・1

「エンゲージメント」という言葉を聞いたことがあるでしょうか。
「エンゲージメント」は、シチュエーションによってさまざまな意味に解釈される言葉です。
単なる約束、協約、契約といった意味で使われるケースもあれば、結婚の約束、すなわち婚約の意味で用いられることもあります。
会社経営や人材育成の場面では、「従業員の会社に対する愛着心」「愛社精神」「思い入れ」という解釈をします。

日本は従業員の愛社精神が高く、それが日本の高度成長を支えた重要なファクターであると言われてきました。
日本的経営の三種の神器、「終身雇用」「年功序列」「企業内組合」など、長期安定的な雇用環境の中、高い愛社精神とモチベーションを持つ従業員に支えられて、日本経済は高度成長を実現したといわれてきました。(詳しくお知りになりたい方は、ぜひ、本学の体験授業へ!!徐先生の得意分野で、とても面白い授業です!)

しかし、近年、大きく従業員の意識に変化が生じています。

世論調査や人材コンサルティングを手掛ける米ギャラップが世界各国の企業を対象に実施した従業員のエンゲージメント(仕事への熱意度)調査によると、日本は「熱意あふれる社員」の割合が6%しかいないしかないことが分かった。米国の32%と比べて大幅に低く、調査した139カ国中132位と最下位クラスだった。企業内に諸問題を生む「周囲に不満をまき散らしている無気力な社員」の割合は24%、「やる気のない社員」は70%に達した。(2017年5月26日日経新聞)

「エンゲージメントの高い社員」とは、ギャロップの定義によると、
「仕事に主体的に取り組み、職務と職場へ情熱と責任を持つ社員」ということです。
(“Gallup defines engaged employees as those who are involved in, enthusiastic about and committed to their work and workplace.” 米ギャロップHPより)

長年、愛社精神が高い従業員に支えられていると言われていた日本企業ですが、今や、世界で最もやる気のない従業員ばかりと言われるようになっているのです。
今回のテーマは、次回まで続きます。お楽しみに!

2021.10.22

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