エンゲージメントを高める・2

先週から、「エンゲージメント」について話しています。
前回の記事はこちら▶︎理事長ブログ「エンゲージメントを高める・1」

愛社精神の高い(エンゲージメントも高い)社員に慣れていた日本企業が、いま大変な危機感を抱き、
社員のエンゲージメントを高めることに必死に取り組み始めています。

その原因は、雇用の流動化が進んでいることに加え、日本が成熟国家になったのちの、ゆとり世代・悟り世代と言われている世代への接し方を、旧世代(私は氷河期世代です)が間違ったということもあると思います。
旧世代の大人たちは、競争の中で「とにかく自分で頑張って勝ち抜くのが当たり前」という、外との競争を前提にした感覚を持っています。しかし、これからは、「社員一人ひとりが個性ある人間である」という意識の下、一人ひとりのビジョンや職務への納得や共感を中心に置かなくてはいけません。
そこに、周囲の支援や良い人間関係、頑張りへの承認があって自己成長していくことで、心の内面から燃えていく時代なのだと思います。

実は、エンゲージメントは、学生生徒の学びとも大いに関係あります。
ギャロップの調査での質問項目は次の通りです。

Q1:職場で自分が何を期待されているのかを知っている
Q2:仕事をうまく行うために必要な材料や道具を与えられている
Q3:職場で最も得意なことをする機会を毎日与えられている
Q4:この7日間のうちに、よい仕事をしたと認められたり、褒められたりした
Q5:上司または職場の誰かが、自分をひとりの人間として気にかけてくれているようだ
Q6:職場の誰かが自分の成長を促してくれる
Q7:職場で自分の意見が尊重されているようだ
Q8:会社の使命や目的が、自分の仕事は重要だと感じさせてくれる
Q9:職場の同僚が真剣に質の高い仕事をしようとしている
Q10:職場に親友がいる
Q11:この6カ月のうちに、職場の誰かが自分の進歩について話してくれた
Q12:この1年のうちに、仕事について学び、成長する機会があった

これを学生に置き換えたら、どうでしょうか。
「職場」「仕事」という言葉は、「授業」「学び」ということばに、「上司」は「教員、先生」に、「職場の誰か」「職場の同僚」は「学友」に置き換えられるでしょう。
これらの質問に「YES!」と答えられる大学である、
学生エンゲージメントの高い大学である、ということがこれからの大学に求められているように思います。

豊かな教育で、夢と希望あふれる社会へ

また、よろしくお願いします。

2021.10.29

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