「実践科目A」でワークショップ「貿易ゲーム」を通じて協働作業を体験
本学の必修科目「実践科目A」では、1年生が「OCP(オフ・キャンパス・プログラム)」として地域での社会参加活動に取り組みます。夏休み頃から本格的に始まる社会参加活動を前に、「協働作業」や「話し合い」の難しさや楽しさを体験するため、6月10日(月)にJOCA(Japan Overseas Cooperative Association/ 公益社団法人 青年海外協力協会)から講師を迎えて、ワークショップ「貿易ゲーム」を実施しました。
JOCAは、JICA(青年海外協力隊)での活動経験をもつ方たちを中心に、活動で培った精神と経験を社会に普及することを目的として組織された団体です。今回は事業部事業一課の佐藤義勝さん・原浩治さん・松岡耕平さんが、ファシリテーターとして指導にあたってくださいました。
「貿易ゲーム」は、世界の貿易を疑似体験することによって、世界経済の基本的な仕組みを理解したり、国力の差や貧困問題、環境問題などについて考えたりすることを目的とした活動です。ゲームでは学生達が、資本や技術、資源量や労働力などに差のある「先進国」「新興国」「開発途上国」、および貿易を取り持つ「国際商品取引所」の計4グループに分かれ、与えられた条件の中で製品を作り他国と貿易をしながら、その収益で自国の国作りをしました。
学生達は最初かなり戸惑った様子でしたが、ファシリテーターの助言を受けながら、資金を作って国作りを進めるため精力的に話し合いや交渉を行っていました。活動を通じて、「協働作業」や「話し合い」のおもしろさと大変さを実感すると共に、貿易の難しさや国家間の不均衡問題などにも目を向けることができたようです。