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学長就任のご挨拶

4月1日付で学長に就任しました。重責に身の引き締まる思いです。筑波研究学園都市の中核である、つくば市にある唯一の私立大学、筑波学院大学の教育研究・地域貢献に資するため力を尽くす所存です。どうぞよろしくお願いいたします。
「平成」から「令和」への改元により、新たな時代が幕を開けました。筑波学院大学は平成2年(1990年)に東京家政学院筑波短期大学としてスタートし、平成の歩みとともに、4年制大学、男女共学化、と変化を遂げ、時代のニーズに合った教育研究活動を続けてまいりました。そして、「令和」への改元とほぼ時を同じくして、この4月に設置者が学校法人筑波学院大学に変更となり、新たなエポックを迎えました。
国外では、政治・経済のグローバル化が進んだ一方で、米国と中国の軋轢が高まり、欧州ではEU(欧州連合)脱退をめぐる英国の混迷や難民問題の深刻化、シリアを中心とする中東情勢も不安定さを増しています。アジアにおいては相も変らぬ「瀬戸際外交」を展開する北朝鮮をめぐる情勢が世界の耳目を集めています。
国内においては、長期化する安倍政権に対して、対抗軸となるべき野党の結束も実現せず、経済面では2020年の東京五輪に向けて企業収益に改善が見られるものの、政府日銀が掲げるデフレ脱却目標は実現されていません。社会問題では、高齢化社会が進む中で特殊詐欺の被害は一向に減る兆しを見せていません。また、子供を標的にした残忍な犯罪が目立ち、高校までの教育現場の荒廃も絶えることがありません。さらに、人手不足対策の一つとして始まった特定技能を持つ外国人受け入れ制度も、日本の社会でどのように根付いていくのか、予断が許されません。
現在、私たちの前には多くの課題が横たわり、困難な意思決定を迫られています。我々は一体どこへ向かっているのか。この問いを前に立ち往生しているのが私たちの現実の姿だといえます。課題が山積する日本は今後の針路をどう取ればよいのか。激しく揺れ動く世界や国内の情勢を知り、私たちはどのように考え、行動すればよいのか。特に、これからの日本を背負う若い人たちは人生をどう歩んで行ったらよいのか。この混迷の時代、若者は確かな拠りどころを、どうやって見つければよいのか。
その意味において、若い世代の正確でかつ迅速な判断力を育むための大学教育の役割は、変革と混迷の今ほど重い時はありません。そして大学に対する社会全体・地域の期待も、とみに高まっています。
4月に新たなスタートを切った筑波学院大学は、アジアを中心とする多様な国々から集まった留学生も含め、新年度の入学者が定員を超過し、緑に包まれたキャンパスは、賑わいと活気に満ちています。
新年度からは新たに「地域デザインコース」が新設され、便利な交通アクセスで都心と結ばれ、今や東京圏の一部ともいえる茨城県南の中心に位置する大学として、国の政策課題である、地方創生・地域振興について実践活動を通じて学び、将来の地域の中核となりつつ、国際交流の役割も果たすことができる人材を育成する取り組みが始まりました。
筑波学院大学は時代の要請に応えるために、学生一人ひとりの「知」の力を向上させ、それぞれの資質と能力を惜しみなく社会に還元できるよう、教育と研究を充実させてまいります。そのために、全教職員が常に「それは学生の力になれる教育か」を念頭に置き、一丸となって努力してまいる所存です。
皆様のご理解とご支援を本学へ賜りますよう、よろしくお願い申し上げます。

筑波学院大学 学長 望月義人

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