OCP活動

OCP報告 Vol.251 学生生活ではできない自然体験

経営情報学科3年 占部 敢

私は、昨年6月から12月の半年間、「NPO法人宍塚の自然と歴史の会」で、里山などの保全活動を行いました。私がこの団体を活動先として選んだのは、学生生活では味わえない自然体験をしたかったからです。普段は大学の室内で座ったままの姿勢で講義を受ける生活を送っていますが、そうした学生生活から離れて、学外で体を動かす活動をしてみたいと思ったのです。

活動を通して、私は里山とその自然について、様々なことを経験し、学びました。たとえば、ヤママユガの幼虫がその巨体を隠す擬態を観察し、木々に囲まれた自然の中に棲む生き物から受ける印象が、建物という人工物に囲まれた場所に徘徊するゴキブリのような生き物から感じる不快感とはまったく違うことに驚きました。さらに、生物の糞や尿でその生物が何を食べ、どのように生きているかがわかることも学びました。また、広がりすぎた竹林の伐採を通じて、雑木林や里山は人間と自然が共存する一つの形であり、人間もその環境を創る生物の一つに過ぎず、自然を管理し制御しているわけではないことを学びました。だから、里山の保全活動は、里山や雑木林で創られている生態系の中に人間もまた参加することなのだと思うようになりました。活動の終盤で行った収穫祭と杉の伐採からは、自然の持つ力強さとその恵みに感謝し喜びあうことの重要性を教わりました。「学生生活ではできない、自然を体験する」という目標を持ち、今回の活動に参加して本当によかったと思います。

受け入れ団体の方々にはとてもお世話になりました。「宍塚の貴重な里山を子ども達に手渡す」という素晴らしい目標を掲げて活動されている方々と、短い期間ではありましたが、ご一緒させていただくことができとても良い経験をすることができました。

(2016年6月20日常陽新聞掲載)

20160620常陽新聞写真(宍塚の自然と歴史の会)

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