OCP活動

OCP報告 Vol.259 戦争体験を風化させないために

経営情報学科3年 中島 康太

昨年、日本は終戦70年を迎えました。戦争を体験した世代はご高齢になり、お亡くなりになる方々も多く、戦争の記憶を伝える人たちが少なくなっています。そこで、私は、太平洋戦争のことを学び、この戦争の体験を後世に伝えていきたいと思い、「プロジェクト茨城」という団体にお世話になりました。

活動は、昨年の6月、茨城県内の大学生たちが協力し、終戦70年を機に解散することになった特攻隊の遺族会の方々からお話をお伺いすることから始めました。そして、遺族会から、さまざまな記録、名簿、写真などを集め、それら一つずつに目を通し、学生の視点で、知りたいこと、後世に伝えるべきことを選び、それらを年表やパネルにまとめ、「筑波海軍航空隊記念館」に展示することにしました。集めた資料で足りない部分は、私たち学生がインターネットなどで調べて、展示物を作りました。また、常磐大学が集めた沖縄戦のひめゆり学徒隊や鉄血勤皇隊の資料も併せて展示することになり、そのレイアウトの作成も担当しました。

終戦70年というタイミングで実施されたプロジェクトであったために、県庁で記者会見を行い、各有力新聞社の注目を集めました。そうした取材対応でも慌ただしい中、作業は夜にまで及び、何とか展示開始日に間に合わせました。自分たちの作った展示物を最終点検する時間もなかったので、来館者に展示のご案内をするときは、最初は動揺してしどろもどろの解説になってしまいました。しかし、記念館のスタッフや学生スタッフの心強い支えがあって、今回のプロジェクトをやり遂げることができました。

活動は終了しましたが、今後も、戦争遺構である「筑波海軍航空隊記念館」を残していくために、また、一人でも多くの人たちが過去の歴史の過ちを真剣に受け止めて再び繰り返さないことを願い、できる限り協力していきたいと思っています。

(2016年8月22日常陽新聞掲載)

20160822常陽新聞写真(プロジェクト茨城)

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