OCP活動

OCP報告 Vol.267 犬猫問題から見えた人間の課題

経営情報学科2年 横田 綺寧

私は今夏、「NPO法人動物愛護を考える茨城県民ネットワーク(CAPIN)」で活動させていただいた。朝6時から犬の散歩を始め、8時半から正午まで猫部屋の掃除をするというのがその内容で、活動中にCAPINのボランティアの方々に色々とお話をお伺いすることができた。

私はこれまでCAPINに保護される犬や猫のほとんどが、飼い主によって捨てられたものだと思っていた。しかし実際は、災害に巻き込まれて保護された犬や猫も多かった。東日本大震災や昨年の常総市の鬼怒川決壊、あるいは、今年の熊本地震で、避難所に保護されず放置されてしまった犬や猫も多かった。私自身も猫を二匹飼っているため、このお話を伺って他人事ではないと考えさせられた。避難所にペットを伴ってもよいことは法律でも認められているが、実際にその法律が一般に浸透しているかといえばそうではない。この法律が広く認知されない限り、災害のたびに路頭に迷う犬や猫が増えてしまうだろう。

また、この施設の運営について伺ったところ、動物たちのお世話に必要な物資は寄付で賄われているという。中には、お気に入りの犬や猫にプレゼントを持ち寄る人もいるらしい。そしてお世話に携わるスタッフは全てボランティアで、担当の曜日を決めてこの仕事を引き受けていることが分かった。特に犬の散歩は早朝に行われるため、散歩が終わってから職場に向かわれる方がほとんどだった。施設に保護された犬や猫に対する愛情がなければ務まらないことだと思う。

インターネットで、「犬猫問題は、言い換えれば人間の問題である」、という記事を見かけた。本当にそう思う。放置された犬や猫を救うために一番変わらなければいけないのは人の心であり、その意識だと考えさせられた。今回の活動によって、今までは気づかなかった視点から、この問題に触れることができた。

(2016年10月17日常陽新聞掲載)

20161017常陽新聞写真(CAPIN)

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