OCP活動

OCP活動報告 vol.131 砂絵「マリス」――真の平等化を目指す「情報バリアフリー」

砂絵「マリス」――真の平等化を目指す「情報バリアフリー」

 経営情報学科2年 坂入 君枝

 筑波技術大学で開催されたイベント、「情報バリアフリー(情報の支援・移動の支援)――誰もがあるがままに、真の平等を目指して!」を体験してきました。新しい事を学ぶ緊張と不安感をもって参加しましたが、心ときめく一日となりました。
イベント開始前に、同大学の佐々木健先生から、障害者の方達の移動・歩行の支援について指導がありました。サポートする側に立つ時は、その利用者に「お手伝いしましょうか」と問いかけ、次に「どのようにしますか」と、利用者側の必要とする介助の範囲を確認し、「これでよかったですか」を聞くこと、決して、すぐに体に触れたり、支援者側が勝手に選択や決定をしないことが「真の平等化」になると教えてくださいました。
その後、砂絵「マリス」のアートプロデュサー高橋りく先生を紹介していただきました。砂にアクリル絵具で色を重ね、透明なボンドを繰り返し塗って仕上げる作品です。砂粒の粗さで色の濃淡を表現し、砂粒の間にハーブエッセンシャルオイルを塗り、香りをつけることで、視覚障害のある方も含め全ての人が作品を鑑賞することができます。
私は、ここで、砂粒子で出来た色見本を視覚障害の方と一緒に指でなぞったり、車いすの方の移動の支援を行いました。参加した皆さんは、先生と一緒に色鮮やかな日本やフランスの国旗を描いていきました。その中に、「私に出来るでしょうか」と不安を口にする全盲の方がおられました。その時、高橋先生は、「目の見える方でも初めてやる時はできないものです。どなたでもやろうとする気持ちと訓練でできるようになります。頑張ってやってみましょう」と励まし、作品を仕上げていきました。その光景を見て私は、「真の平等化」を実現する時には強気な姿勢も必要であり、目の見える人も見えない人も砂絵「マリス」を通して絵画を鑑賞できるのは素晴らしいことで、感動を与えることでもあると気付きました。
今回のイベントに参加して、障害のある方たちにとって生活上必要不可欠な移動の支援、また多様な情報に関する支援が充実し、力強く前に進むことを願うとともに、私自身これからもこうした催しに参加し、支援活動を継続していきたいと思いました。

※昨年12月、学生が「情報バリアフリーフェア」(筑波技術大学主催)の活動に参加してきました。

(常陽新聞2013.7.18に掲載されています)

活動風景

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