OCP活動

OCP活動報告 vol.132 自然の中の自分の立ち位置~里山活動に学ぶ~

自然の中の自分の立ち位置~里山活動に学ぶ~

経営情報学科3年 長沼 惇

 私は昨年の夏から秋にかけて、宍塚の里山を守るための様々な活動に参加しました。主に行なったのは、池のハス刈りです。これはハスによって池への日照が遮られ池の中の生態系が崩れるのを防ぐために行なう作業です。胴長を身につけてボートに乗り、ハスを刈ってそれを岸まで運んで降ろします。なかなかなくならないハスを無心に除去していく、地道な作業でした。途中で雨が降り出した日もあり、そのような日は濡れた重いハスの積み降ろしが特に厳しく感じられました。刈ったハスを畑にまく作業を手伝ったこともありました。このハスは畑の土の改良材となり、作物がよく育つようになるのだそうです。
木に絡んでいるツタを刈った日もありました。人が利用したいと思うクヌギやコナラなどの若い樹木に絡んだつる植物を取り除くことで、木に日が当たるようになり成長を促すのです。過剰な自然物を除去していく作業は、野菜を育てる際に周りの雑草を取り除く作業と同じだと思いました。NPO代表の及川さんによれば、「里山は自然を使う場所であり、自然をよりよく活用する活動が里山活動」なのだということです。
これらの活動を通じて、私は自然環境の様々な保全方法について身をもって知ることができました。特にハス刈りでは、夏秋の間に行なうのはなぜか、ハス刈りにどのような意味があるのかなどいろいろなことを学びました。また自然観察会では、里山を歩きながら動植物の分布と生態を調査することで、環境の変化を確認し、変化があった際はその原因を探って改善を図るのだと教えていただきました。
いろいろな方と一緒に活動を行なう中で、ハス刈りや自然観察会などにもっと若い人が参加したほうが良いと思いました。それによって作業効率が上がるのはもちろんですが、これらの作業を通じて若い人たちにも人と自然との結びつきなどについてもっと興味を持ってもらいたいと思うからです。
今回の活動は、自然の中で自分に何ができるのか、何をすべきなのかなど、自然の中での自分の立ち位置について考えさせられるものでした。今後は社会の中での自分の立ち位置を確認できればと思っています。

※昨年7月から11月にかけて、学生が「NPO法人宍塚の自然と歴史の会」(土浦市)で活動を行ないました(写真右)。

(常陽新聞2013.8.1に掲載されています)

活動風景

活動風景

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