OCP活動

OCP活動報告 Vol.154 高齢者への新しい癒し

経営情報学科4年 川上大明 

ロボット・セラピーをご存知だろうか。

ロボット、特にペット型ロボットを用い、高齢者と周囲の方々とのコミュニケーションを円滑にしようとするものだ。私はロボット・セラピーを専門とする教員の指導を受けながら高齢者施設でロボット・セラピーを行い、高齢者の方々の反応を調査するという活動に取り組んだ。スムーズな調査を実施するために私自身も高齢者とロボットのコミュニケーションの場に入り込む必要があり、コミュニケーションの取り方と難しさを改めて考えるよい経験になった。

今回お世話になった高齢者施設ではAIBO、PARO、NECORO、PALROなどのロボットたちと触れ合っていただき、それが高齢者の方々にどのような変化をもたらすかを唾液アミラーゼによるストレス測定により調査した。

高齢者の方々の中には、調査対象として実験されていると感じて唾液を使った検査を拒否することもあり、私たち調査者も同じように唾液の検査をしていることを見せる必要があった。このような試みの中で、高齢者のストレス低減がセラピー実施者のストレスに関係があるかもしれないという新たな検討課題が出てきた。

ロボット・セラピーでは、高齢者の方々の積極的な活動を促すためさまざまな工夫をしている。私が難しいと感じたのは、高齢者の方々がロボットとコミュニケーションを開始するきっかけ作りである。そこで私はPALROが高齢者の方とやりとりを始めるきっかけとなるプログラムを作成した。プログラム自体は簡単なものだが、システムとしてロボットに組み込むためにいろいろな勉強をしたので、その勉強を通じて私のプログラミングのスキルはかなり上がったと感じている。

高齢化率が24.1%(平成25年度版高齢社会白書)になったわが国において、清潔でかわいいロボットを使ったセラピーの需要は高まると考える。そのような状況を踏まえ、今回の経験を卒業研究につなげていきたいと思っている。

※学生が、昨年3月から12月にかけて、ロボット・セラピーの調査を実施しました。

高齢者施設の方々にとても喜んでいただきました

高齢者施設の方々にとても喜んでいただきました

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