OCP活動

OCP活動報告 Vol.156 古民家の生活に触れて

経営情報学科3年 杉山 香織

私は昨年、つくば市北条にある「里山建築研究所」の活動の一環として実施された筑波山麓の古民家の修復とそこで催されたイベントに4人の友人と共に参加しました。古民家周辺の民家のかまどを調査し、実際に古民家の土壁塗りやその畑での野菜の種まきと綿の採集を体験し、イベント当日には野菜の収穫、食事の配膳、しめ縄づくりを行いました。同時に、担当の先生と共に定期的にかまどと文化についての勉強会も行いました。

私は活動場所の古民家の近くに住んでいますが、「かまど」や「古民家」などは教科書の写真でしか見たことがありませんでした。しかし、社会参加活動でそれらに身近に触れることができると聞き、興味を持ち、今回の活動に参加しました。

活動の中では、かや葺き屋根の内側の土壁塗りが特に大変で、土が重い上に壁になかなかつかず苦労しました。しかし、徐々に慣れてくると、どれだけ無駄を省き、ムラなく塗るにはどうすればよいかを自分なりに考えながら作業できるようになりました。また、食事の配膳では、全て火で炊く調理方法だったので薪をたやさないように気をつけ、火力は竹筒を使い自分の息で調節しました。時には煙が目に入り、涙が止まらなくもなりました。昔の女性にとって食事の支度はとても大変な仕事だったことを実感しました。しめ縄づくりも初めての体験で苦戦しましたが、周りの方々に助けて頂いて何とか完成することができ、人と人とが協力し合うことの大切さを改めて認識しました。

現代の暮らしは電気やガスがあって便利になりましたが、それらのない昔の暮らしには家族や地域の方々の助け合いが必要不可欠であり、そこから家族の絆の強さや、人の温かみを感じさせる暮らしが生まれたのだと思います。こうした暮らしの一端を実際に体験することで、新たに発見したことがたくさんあり、過去と現在の暮らしへの理解を深めることができました。

※昨年の7月から12月にかけて、学生が「株式会社里山建築研究所」(つくば市)の活動に参加しました

かや葺き屋根の内側の土壁塗りを行いました

かや葺き屋根の内側の土壁塗りを行いました

(この報告記事は平成26年6月30日発行の常陽新聞「つくば市をキャンパスに~筑波学院大生の実践活動報告~」に掲載されました)

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