OCP活動

OCP活動報告 Vol.193 「つくば市をキャンパス」に―ハードルを越えれば

OCP担当教員 経営情報学科教授 井桁 碧

本紙連載「つくば市をキャンパス」に~筑波学院大学生の実践活動報告」(以下、「活動報告」)は、実践科目A・B(必修科目)およびC(選択科目)履修生の「最終レポート」が元になっています。実践科目Aでは8時間以上、Bでは30時間以上、Cでは60時間以上活動し、終了後に自身の活動を省察し、文章化する力を練成するための「最終レポート」の提出が課されます。さらに口頭報告も必須課題です。本紙「学外での学び成果報告」(2月3日)として学年報告会が紹介されましたが、これも「最終レポート」と口頭報告を経て選抜された学生によるものです。

つまり実践科目は出席してさえいれば何とかなる、ときに睡眠学習も可という科目ではありません。ハードルの高い、だからこそ越えたとき修得するものも大きい科目です。「活動報告」から、学生たちが学外活動で多世代の方たちとの関わりを通して学ぶ様子を読みとっていただいているのでは、と思います。

また実践科目は、担当教員にとっても、労を厭うことのできない、そのゆえに多くの実りを得ることのできる科目です。個々の学生の活動の過程をフォローし、彼や彼女たちが自身の活動を終え、挫折やささやかな達成感を含め、読み手を意識した報告文を完成するまで指導するなかで、教師自身の指導力が試され磨かれます。またこの科目は教員が、他の授業では知り得ない、学生たち自身も気づいていなかった力の発現を見出し、学生たちの自覚につなげ、自信を醸成する場にもなっています。

筑波学院大学が、こうした教育プログラムを10年にわたり実施することができたのは、つくば市の行政、地域の企業やNPO法人等の皆さんが、地域と連携する教育、地域の発展に貢献する学生の育成を掲げる本学の願いに応え、学生を受け入れ、鍛えてくださったからに他なりません。私たち教員は、新たな年度に向け、感謝の念とともに、地域で活躍する可能性を秘めた学生たちを、皆さんの元に送り出す準備を始めています。
(2015年3月30日常陽新聞掲載)
20150330常陽新聞写真(井桁先生)

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