OCP活動

OCP活動報告 Vol.194 考えの転換

経営情報学科3年 岡田 優一

多くの人たちにボートやカヌーに親しんでいただくイベントに、私は運営スタッフとして参加した。このイベントを主催したのは「セイラビリティ土浦」という団体で、来られたお客さんとボートに乗ったり、小型ヨットやカヌーに乗り降りする際にはお客さんの手助けをしたりするのが、私の主な仕事だった。

私はバイクが好きで、特にエンジンを積んだモーターボートに興味を持った。私が乗ったモーターボートは時速50キロで走り、エンジン音が大きく、船体が壊れてしまうのではないかと思うほどの振動だった。同じ速度でも陸上と水上とでは体感速度が違い、水上の方が早く感じ、水しぶきで顔が洗えるほどだった。

私の将来の夢はバイクのメカニック(整備工)になることで、この仕事は、陸上を走行する仕組みを理解した上でバイクに手を加え、それをある程度お客さんの要望に添うように仕上げることだと考えていた。しかしモータ-ボートに乗ってみて、それが陸上を走るバイクとはまったく異なることに興味を持った。走行する原理、法則、仕組みなど、とても不思議に思った。

障がいのある方もたくさんイベントに参加された。健常者とは受付での対応、乗り物までの誘導、乗船、乗り物の操作、そのすべてが違っていた。こうした体験をしたことで、将来メカニックになった際、障がいのある方をお客さんに迎える場合もあると考えるようになった。その時、メカニックという職業が、これまで考えていたものとはまったく別の職業のように感じられた。大げさに言えば、バイクを根本的に自分の手で作り直さないと、障がいのある方が操作しやすい乗り物にならないことに気付いたのだ。

今回の活動は楽しい経験であったと同時に、自分の考え方の幅を広げる機会にもなった。どんなお客さんにも対応でき、水上の乗り物も直せる、そんなメカニックになりたいと強く思うようになった。

(平成27年4月13日常陽新聞掲載)

平成26年6月から平成27年1月にかけてセイラビリティ土浦(茨城県土浦市)で活動しました

平成26年6月から平成27年1月にかけてセイラビリティ土浦(茨城県土浦市)で活動しました

 

 

 

 

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