OCP活動

OCP活動報告 Vol.198 キャンプで子供の心を思い出す

経営情報学科3年  今野 亜美

私は、昨年の夏、「NPO法人茨城YMCA」の活動に参加させていただいた。YMCA(Young Men's Christian Association)はキリスト教精神を基盤にした世界最大の青少年社会教育団体で、現在では約120の国と地域に一万を超える支部が活動し、青少年たちを対象としたさまざまなプログラムを提供している。

今回私がこの団体で参加したのは、夏のスマイルキャンプという二泊三日の宿泊活動だ。このキャンプは、東日本大震災後に企画され、放射能の影響により積極的に戸外で遊ぶことが出来ない福島県郡山市の小学生たちを茨城県に招待し、茨城県の小学生たちと一緒にキャンプをするという活動である。福島県相馬市出身の私は、同じ福島県民を対象としたこの活動に興味を持った。

私はグループのリーダーとなり、8月のキャンプ当日、参加する子供たちと初めて顔を合わせた。活動当初、経験豊かなリーダーがしているように、グループの子供たち全員に対し、積極的に、そして平等に話しかけながら楽しませることが、なかなか難しかった。一人に話しかけると他のメンバーが押し黙り、別の一人に話を向けると他のメンバーがまた押し黙る。その繰り返しだった。しかしキャンプ地に着いた頃、子供たちが私に対し、そして同じグループの仲間に対しても心を開き始めた。子供たちは子供たちなりに人間関係の築き方を探していたことに初めて気づき、子供は想像以上にしっかりとした自分というものを持っていることに驚いた。キャンプ中に何か大きなハプニングがあるかと予想していたが、子供たちの仲間への思いやりや気遣いでキャンプは無事成功に終わった。

今回の活動で気づいたことは、私の想像以上に、子供たちは肝心なところで相手を尊重するという大人の一面を持っていることだった。子供たちにそんな一面があることを大人になった私はすっかり忘れていた。今回それを思い出させてくれ、私にとって子供の心を知るよい機会となった。

(2015年5月11日常陽新聞掲載)

2014年夏、学生がNPO法人茨城YMCA(茨城県つくば市)で活動してきました

2014年夏、学生がNPO法人茨城YMCA(茨城県つくば市)で活動してきました

 

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