OCP活動

OCP活動報告 Vol.236 常総市民との繋がりを目指して

筑波学院大学社会力コーディネーター 武田 直樹

昨年9月に発生した常総市の洪水災害から、間もなく半年が経とうとしている。本学では、災害発生の翌日に、災害ボランティアセンターを立ち上げ、これまでに、避難所、児童館、田畑などで支援活動を行ってきた。

昨年11月末に常総市内の避難所が閉鎖されたため、つくば市内に用意された国家公務員宿舎や県営住宅に、約100世帯に及ぶ常総市被災者の方々が、お互いにどこに避難しているのかも分からず、バラバラの状態で仮住まいをされている。こうした事態を受けて、本学は福島県からつくば市への原発避難者支援の経験を活かし、孤立防止も兼ねて、早急に避難者同士の繋がりを作るために、交流会や訪問活動などにも力を入れている。

常総市に本部を置いて支援活動を行っている茨城NPOセンター・コモンズと連携しながら、本学災害ボランティアセンター、つくば市民大学、つくば市市民活動センター、つくば子供劇場有志、などが主催し、つくば市での交流会を昨年12月末から毎月開催し、先日2月27日には3回目を実施した。

避難されている多くの方々は、今後の生活再建の先行きが見えず、また、常総市ののんびりとした暮らしとは全く違う、つくば市中心部での生活に馴染むのに大変ご苦労されている様子であった。独居のご高齢の方々の間では、後継ぎがいない中で、また、再度洪水で被災することを恐れて、元の場所に家を建て直すのが良いのか、仮にそうするとなると、そのための資金繰りをどうするのかが、切実な課題として浮かび上がっていた。

一方で、これまでの交流会の積み重ねもあって、避難されている方同士、また、つくば市民との繋がりは徐々にでき上りつつあり、日中にお茶飲みに行き来したり、情報交換をし合ったりなど、お互いに助け合う様子も垣間見られるようになり、私たちの活動も一定の成果が出てきているものと感じている。

今後も、継続して交流会を開催し、常総市に戻られるまで、被災された方々に寄り添う活動を行っていく所存である。

20160307常陽新聞写真(常総市避難者交流会)

(2016年3月7日常陽新聞掲載)

 

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