OCP活動

OCP報告 Vol.239 被災神社にプロジェクションマッピング

経営情報学科3年 梅川 大貴

私は大学で音響や映像について学んでおり、学外でもラジオ番組の制作に関わって主に音響を担当している。その経験を活かしながら自分の技術を更に磨きたいと思い、今回宮城県石巻市の葉山神社で行われたプロジェクションマッピング奉納プロジェクトに参加した。

葉山神社は東日本大震災の際に津波で全壊してしまったが、様々な団体の支援で再建された。その竣工祭で、地元の小学生達が震災後に作成した版画「希望の船」をモチーフにしたプロジェクションマッピングを奉納することになったのである。

私が主に担当したのは、作品につける効果音の作成である。今回は既存の効果音は利用せず、自分で自然な音を作るようにした。例えば足音の効果音を作るために何十パターンも収録し、気に入らなければ何度も再収録した。収録した音はノイズを除去したり音の高さを調節したりした後に映像と合わせて皆で試し聞きし、納得がいかなければ作品の雰囲気などと合うまで直し続ける。朝から晩まで大学の研究室にこもって作業を続けた。特に子供達の版画の中で重要な意味を持つ「船」の音は、時間をかけて丁寧に作っていった。

この活動を通じて想像以上に多くのことを得られたと思う。まず、物語性を持つ作品を作ることで雰囲気に合った音の作り方を学ぶことができ、音響技術が向上した。また、版画を作成した子供達が作品を見て喜んでくれるのを見て、震災復興支援活動の大切さを知った。さらにこの制作活動を通じて様々な人たちと協力することができ、人見知りだった自分がチームで活動することが楽しいと思えるようにまでなった。

私は4月から卒業研究にとりかかる。今回の活動で受けた刺激をもとに、音を活用した作品を作りたい。それと同時に、今後も何らかの形で震災復興支援活動に携わっていきたい。

20160328常陽新聞写真(プロジェクションマッピング)02

(2016年3月28日常陽新聞掲載)

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