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古家研究室 第10回「たむら塾」開催

古家晴美教授は、11月7日(水)に料亭つきぢ田村3代目の田村隆氏を講師に迎え、調理実習 『たむら塾』 を開催しました。この調理実習も今年で10年目を迎え、「グローバルコミュニケーション演習B2」「文化の考え方」「現代社会と地域文化2」の18名の受講者が参加しました。
今年のお題は、茨城県での生産量が全国1位である「鶏卵」です。鶏卵を使用した6品(ベーコン・にら・とろけるチーズ入りオムレツ、たまごかけご飯、薄焼き玉子とスパムののり巻き、半熟玉子のけんちん巻き、チキン南蛮タルタルソース、トマト茶碗蒸しモッツァレラチーズ)に挑戦しました。
一見、洋風料理に思えますが、鰹節・めじ節(マグロの幼魚)・昆布の合わせだしを巧みに使ったれっきとした和食です。チキン南蛮は、350グラムのもも肉に対し、味つけに大さじ1杯の醤油しか使いません。60CCの合わせだしと醤油を混ぜ、後に汁気が全く残らないくらいに、肉にもみ込み味を付けるからです。
このような形で日本伝来の「だし」の使い方を学び、ファストフードやスナック類の塩分過多の味覚にも物足りなさを感じさせず減塩する知恵を身に付けてほしい、との思いがあります。
古家教授は、本年度の世界湖沼会議のプレシンポジウムにおいて「霞ケ浦の恵みと魚食文化」について基調講演をしました。日頃の授業では、民俗、文化、経済、外交問題も絡めながら現代日本の食生活・食文化についての講義をおこなっていますが、学生がプロの包丁使いや、だしの引き方、その味わいなどを実体験し、「食」への関心をさらに高めるよう、年に一回このような調理実習を開催し10年になります。
昨秋、たむら塾を経験し、今年、就職した男子卒業生から、「たむら塾で料理に興味を持ち始め、一人暮らしで自炊をしています。」と言う近況報告が入りました。最近の若者が食にかけるお金、時間、関心の減少傾向が全国レベルで指摘されています。少しでも多くの学生が、自分の健康に直接関わる食に興味を持つように、という当初の目標に1歩ずつ近づいています。


写真提供:NEWSつくば

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